妙見神水

妙見神水は「平成の名水百選」に選定された湧水です。
約4億年3千年前に海底にあった地層が、その後移動し、隆起し、更に移動して現在の標高1,306mの祇園山が出来ました。日本では2番目に古い地層です。妙見神水は祇園山の麓、妙見神社の境内にある石灰岩層の洞窟から湧き出ており、その一部は湧き出し口から延びる用水路を流れ、日本棚田百選の日蔭(ひぞ)の棚田(約25ha)を潤しています。
この用水路も、このたびの世界農業遺産認定の一翼を担っています。
また飲み水としても優秀で、地元民はもちろん、遠くは福岡からも評判を聞きつけて汲みに来る常連がいるほどです。

山の成り立ちから推察される通り、祇園山の地層にはシルル紀の珊瑚の化石が出土します。雨がろ過される際に豊富なミネラルが溶け込むので、以前は「授乳の水」としてもてはやされ、今は乳癌の効用について、医療機関で研究が進められています。

水質はアルカリ性の清水です。

また、湧水は気温に水温が左右されないため、程よい一定の温度を保ちます。稲をゆっくり成長させるので、この湧水で育った米は、粒が重く粘り気があるという評判です。

国道265号線の鞍岡交差点から県道8号に入ると、突き当たりに表示看板があらわれます。
表示に従って車を走らせると約5分で妙見神社の鳥居が見えてきます。

鳥居を過ぎてすぐのところに、小さいけれど目立つ看板があるので、その坂を下ると駐車スペースに着きます。
普通車までなら通行は大丈夫ですが、入口から駐車スペースまでの間には離合箇所が設けられていないので、万が一対向車があらわれた場合は、お互いに譲り合いながら事故やトラブルなく、安全運転を心がけてください。

水を汲むのに特に料金は不要ですが、お賽銭を投銭いただくとありがたいです。用水の維持費や祭典費用として使われています。

毎年11月上旬の週末になると、周囲が紅葉に囲まれることから、主に地元の氏子さんらによる紅葉祭が、境内神楽殿での神楽奉納とともに催されます。

投稿日:2018年12月14日 更新日:

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