活動報告

第3回 里山コミュニティビジネス塾 商品開発ワークショップ

投稿日:2018年3月15日 更新日:

日時:2018年1月18日 13:00~16:00

会場:フォレストピア森林交流館

講師:嶋田俊平((株)さとゆめ)、山本慎弥(料理研究家、ビナーシェ)杉田英治(五ヶ瀬自然学校)、
大和田順子(LBA、高千穂郷・椎葉山地域活性化協議会GIAHSアドバイザー)

参加者:5町村役場職員、観光協会、地域住民、五ヶ瀬中等教育学校 教員、生徒 21人

1.前回の振り返りと事務局提案
(商品のネーミング・パッケージなどについての講義)
㈱さとゆめ 嶋田 俊平氏

   

1.商品企画について

(1)乾物、雑穀を世界へ ~乾物・雑穀が高千穂郷椎葉山地域の魅力ある素材である~

・山の幸、里(畑)の幸が一つの料理になるのは、農林業複合システムを象徴している。

・雑穀は焼畑で栽培されている作物である。焼き畑はGIAHS認定の要素の一つである。

(2)商品開発は仮説に基づく ~モノ消費からコト消費へ~

・何かを作れるようになるという行為、体験そのものに価値を見出す時代になっている。(仮説1)
例:「さばけるプロジェクト」さばける動画を発信。捌ける塾は39都市で行われ、1500人が参加。
「魚を食べよう!」ではなく「捌けるのが格好いいよ!」というアプローチが上手くいった例である。

例:福島のオーガニックコットン
綿を原料として使うだけでは地域にお金が落ちない。
紡ぐという体験を売るのはどうだろうか?→ランプシェードプロジェクトの盛り上がりに発展。

・誰が加工するのか?その「誰」に価値がある
・農業、林業女子会(女性グループ)ブームの勢いが衰えを知らない。
実際に農林業女子たちは企業と組んで商品開発を行っている。サカタのタネ、モンベル、ワコール等

(3)プラットフォーム(活動基盤)づくり

・雑穀、乾物商品を開発しても、売上は微々たるものであり、季節により素材が手に入らない問題もある。
・継続的に商品を開発するため、プラットフォームを作るのがいいのではないか。
・乾物分野で「日本もどせるプロジェクト」、雑穀分野で「みやざき雑穀女子会」を立ち上げる。

(4)商品化について

・乾物は外国人に人気である。特に「Shiitake Mushroom」は海外市場では高級品。
・外国人にとっては、単品のままでも価値があるので加工しない方向で進めたい。
・共通シール、共通パンフを作成
・雑穀は外国人に不人気だった。料理になるイメージがわかない。
・お菓子に加工した方が販促に繋がるのではないか?
・米菓子は人気があったが、地域発ではなく、別地域の大量生産のものばかり。
・雑穀菓子を一度商品化して、テスト販売してみるといい。

2.グループ討議① 雑穀・乾物の商品化、プラットフォームづくりについて

   

・嶋田氏の講義を踏まえて、グループ討議・発表を行いました。
・討議は、雑穀・乾物について思っていることをブレインストーミング方式で述べる形を取った。
・「商品づくりではなく、プラットフォームを作るという形で問題ないか」との嶋田氏の問いかけに対し、
参加者は拍手で応え た。提案通りプラットフォームづくりが先行し、それに付する形で商品開発が行われる予定。

3.参加者の事例発表

・参加者がそれぞれ独自で取り組んでいる事業及び研究についての発表を行った。

(1)五ヶ瀬町 Aさん

・特区制度を用いて焼酎造りをしたい。
・夕日の里応援会、五ヶ瀬ファンクラブを活用して、オーナー制度で事業を行う。
・専門家との協議の末、原料には芋を使うことにした。
・オリジナリティとストーリーが必要だが、いい案が思い浮かばない。
・600kgの芋と300kgの米があれば、1,000本(5合ビン)製造できる。
・どれだけの面積で、どれだけの苗を植えるのか?試算中。

(2)日之影町 Bさん

・10年前に森林セラピーを初めたが、全盛期と比べると閉塞感が出てきている。
・行政が主体だと担当者が数年で変わり、事業が前に進まない。
・地域活性化は、地域が一丸となって持続的に進めていくのが筋なのでは、とNPOを設立。
・自立できるNPOにしていきたい
・行政区を越えて、GIAHSの枠組みの中で活発に動いていく。

(3)五ヶ瀬町 Cさん

・実家は釜炒り茶、お米作りをしているが、体力の問題もあるので、別の生活基盤を作りたい。
・雑穀に当たりをつけて、現在では月1回、雑穀お料理の会を開催している。
・雑穀菓子を作りたいが、何を作ろうか考えている。
・ビジネス塾第2回で試食した、ビスコッティ、ズブリゾローナが美味しかった。
・粉にできるのが雑穀のいいところだと思う。

(4)五ヶ瀬町 Dさん

・若者と高齢者の交流をテーマに研究を行っている。
・五ヶ瀬町産の700アイコを使ったかりんとうを、バーバクラブと共同開発した。
・プレーンかりんとうにドライトマトを練り込んだものを試作品とし、
アンケートを取ったが「トマトの味がしなかった」という意見が多かった。

・要望に合わせてトマトパウダーを使うことで味は改善した。
・現在は、販売ルートとパッケージデザイン、キャッチコピーについて悩んでいる。


4.グループ討議② 参加者の4つの事例について

   

・上記4事例に関してグループ別討議・発表を行った。
・地域、年代、男女が異なるグループで話し合うことによって、知見が広がったように見ました。

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