活動報告

第2回 里山コミュニティビジネス塾2017

投稿日:2018年3月15日 更新日:

日時:2017年11月7日 13:00~18:00

会場:西臼杵農業普及センター 研修室・調理室

講師:嶋田俊平(株)さとゆめ、山本慎弥(料理研究家)杉田英治(五ヶ瀬自然学校)、大和田順子(LBA)

参加者:5町村役場職員、観光協会、地域住民、五ヶ瀬中等教育学校生徒・教員など26人

1.前回の振り返りと商品開発の視点(講義) さとゆめ嶋田さん

<マーケティング検討のフレームワーク>

 

① 新しいジャンル × 新しい商品

② 古いジャンル × 新しい商品

③ 古いジャンル × 古い商品

④ 新しいジャンル × 古い商品

 

・短期的に狙うところ②
・中長期的に狙うところ③④:商品ジャンルが新しいものはヒットするのは難しいが、当たると大きい
例)①出汁醤油、食べるラー油はこれまで世の中に無かったので大ヒットとなった
例)②パスタの素をオシャレな缶詰、パッケージで新規性を出す

⇒左下にあるものに如何に新しさを加えていくのか。
自己の体験と組み合わせる、新しい食べ方など・・

2.高千穂郷・椎葉山地域の食材と試作 山本慎弥さん

例)おでんは魚をベースにした出汁で煮込んだもの
ポトフは肉をベースにした出汁で野菜を煮込んだもの
干しタケノコを見て、スゴク面白いと思った

イタリアの経験をもとに考えてみると・・・ 海外の人が買って、
喜んでもらえるには、使い方がわかって美味しいもの。
農産物の背景(世界農業遺産)を伝えていきたい

乾物をイタリア料理のフィルターとして通してみるとどうなるのか?

試作「ミネストローネ」をつくる (おでんから発想)

・イタリアのあるレストランで「ミネストローネ」をたいしたものではないと思って食べたところ、
全く違った。具沢山。
・飲むより野菜を食べる感覚だった豆が味のベースになっている。
・白インゲン豆が出汁になっていた。トスカーナは「豆食い人」と言われている。
・豆は安いが栄養価は高い。色々な料理にアレンジして食べている。
・この地域には“麻尻大豆”があると聞いた。

・また、乾物を入れてみては面白い:カットした干しシイタケ、大豆、タケノコ、雑穀(あわ、ヒエ)
    理由:歯ごたえの良いから

<試作>

 乾シイタケ、乾タケノコ、乾ダイコンなど  ゆでた大豆を試食する高校生
 リゾット(柚子風味)、高千穂郷森&里山の恵みミネストローネ  イタリア焼き菓子

(2) カボス、柚子などの柑橘の西洋での使い方で使用してみる。
柑橘を絞ったリゾットなど・・・

(3) 購入してすぐ食べられるお菓子。
① ビスコッティ(米粉を使ったお菓子)
米粉100%、ココナツオイル、きび砂糖

② ズブリゾローナ(ほろほろ崩れるお菓子)
釜炒り茶粉末入り、栗の粉入り アマランサス入り(柚子フレーバー)

<感想>

・地元のものを使う、ここでしか買えないものを使う、どこでも食べられるものは売れない

あわなどを使ったお菓子も作れるかもしれない・・・

・ミネストローネは美味しかった えぐみがあってエネルギー高い。

→ 今回はイタリア料理をテーマに作ってみたが、タイ料理、中華料理など意識を変えれば、
各国の特徴のある料理ができるだろう

・具材が沢山、色々な味を味わえ飽きない。一年中食べられるようなもの。夏は冷製スープとか
手に取りやすいのはお菓子だろう。釜炒り茶入りが美味しかった。

・お茶と合いそう

・ぜんまいのあくが気になった。インスタントでお湯を入れたらできるタイプにするのか、
個人で作ってもらうようにするのか。インスタントの方が気軽に手に取ってもらえる。

・個人としては椎茸の戻し汁を入れるとどうなるか・・興味があった。

・ダイエットしているときの夜ご飯代わりには良さそう。
呉汁、味噌汁にも似ていた。

・軽いスープがミネストリーネ、具沢山がミネストローネ。

・寮で食べたミネストローネはトマト味が強かった。大豆を使ったら和っぽく、日本らしさが出た。

・ミネストローネが美味しかった 雑穀がもっと入っていても良いかなと思った。
しかし、米粉を使うと硬くなってしまう。もちトウキビはシシの被害に遭いにくいので使ってみてはどうか?

・すくうたびに色々な具材の味がして美味しかった。
ミールキットとして売る場合は、アレンジできると面白い。器が白かったら良かったのに。

・料理が好きな中高年だったら売れるかもしれない。
見た目が地味。女性をターゲットにするのであれば難しい。スイーツも形があまりよくなかった。

・乾物は冬場はわが家ではヘビーローテーション。美味しくいただいた。

・トマトも高千穂は産地。
バター、チーズ、塩以外は地元にある。
ビスコッティは入るもので食感が変わる。

・栗の粉は栗の産地にあればお菓子に使うことで付加価値になるかもしれない。

・試作して都内やインバウンドモニターツアーでテストする予定だ。

3.プラン開発WS

杉田:椎葉に焼畑、高千穂を代表する神楽が農業遺産の決定打だったと思う。
耕作放棄地が増えている。
タカキビ(雑穀)活用、大豆やトウキビの活用を検討してほしい。

グループ別発表

グループ1:「オーナー制度、雑穀」

・来年「雑穀クラブ」を立ち上げる。椎葉、五ヶ瀬で栽培・加工作業を行い、お昼は雑穀料理を食べる。
・健康志向の女性、熊本、宮崎市内の女性を対象に会員を募る。
・年間スケジュールを今月中につくる。
・五ヶ瀬中等の学生にも会員(会費無料)になってもらい、
栽培体験や学園祭でタカキビハンバーガーの販売などを行う。

※夕日の里の民泊グループはタカキビで焼酎を作りたいと構想中。

グループ2:「ゲストハウス&なりわい塾」

・5町村の中に2か所程度作りなりわい塾やボランティアをやってみる。
・無料で泊る代わりにかてーり(地元の農家や民家)の手伝いを行う宿泊。
・観光として来る“日常型”と、“イベント型”に分ける。イベント型体験に「なりわい塾」が入って来る。
都会から引っ越してきた人が生活の知恵を学ぶ講座。

・草木染、釜炒り茶。椎葉村の人は色々な知恵を持っている。
・日常型は弁当持参などで数時間農作業を手伝ってもらう。その代り宿泊費は無料にする。
・いつ何があるのか、どういうことができるのか知ってもらう 全体の仲介・とりまとめの窓口が必要
 ホームページを作る(英語も含め)。

グループ3:商品開発(お土産品開発)

・現在小さい子供向けのお土産無い。
・ステッカー、文房具、木のグッズなどでもいいのでは?

グループ4:料理開発

・人手、技術が無い 品質の安定は?
・SNSなどで惹ける。
・高千穂牛はある。
・ボリトミスト:北イタリアでは冬場に肉を食べさせる店がある。
・猪、鹿が多くて困る。
・「シシ汁定食」という旗があったら車停めるだろうと思う。

大和田コメント: 10月29~30日に個人向けツアー(秋の椎葉スタディツアー)を行った。
10~11日は東京でグリーンツーリズムネットワーク東京大会があり、
高千穂郷・椎葉山地域からも田崎さん、杉田さんに世界農業遺産のシステムや取組(農泊推進対策)
についてご報告いただく。11月22~23日は企業向けツアーを日之影町で開催予定、
福岡の企業に森林セラピーなどを体験いただく。25~27日はインバウンドモニターツアーを予定。
アメリカ、チェコ、台湾、タイなどから10人(うち2人は国内在住)をお迎えし、
高千穂郷・椎葉山地域の農泊事業・ジアスツーリズムのプログラム開発や情報発信方法についてリサーチし、
来年度に備える。

後半の事業開発ワークショップで検討を重ねた4つのテーマの企画については、
実施可能な計画に練り上げていただきたい。

 

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